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「歯医者のクリーニング」は痛い?具体的な処置内容と“予防”の本当の価値

「歯医者さんは、歯が痛くなった時に行く場所」 「特に悪いところがないのに受診するのは気が引ける」

 

そのように感じて、歯科医院から足が遠のいている方は多いのではないでしょうか。

また、「クリーニング興味はあるけれど、ガリガリされて痛いのは嫌だ」という不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。

 

こんにちは、ラウレア歯科矯正歯科クリニック草加の院長です。

 

実は、私たち歯科医師にとって、痛みがなくても「メンテナンス(クリーニング)」に来てくださることは、何よりも嬉しいことなのです。

なぜなら、それが患者様の大切な歯を一生守るための、唯一にして最強の方法だからです。

 

この記事では、実際に行っているクリーニングの内容や、多くの方が心配される「痛み」について、包み隠さずお話しします。

読み終える頃には、「歯医者に行ってみようかな」と前向きな気持ちになっていただけるはずです。

 

目次

 

1. 治療ではなく「エステ感覚」で。予防歯科の考え方

これまで日本の歯科医療は「削って詰める」という対症療法が中心でした。しかし、一度削った歯は二度と元には戻りません。そこで近年、世界標準となっているのが「予防歯科(メンテナンス)」という考え方です。

 

予防歯科におけるクリーニングは、治療というよりも「お口のエステ」に近い感覚です。

こびりついた汚れを落とし、口の中をサッパリさせ、ツルツルの歯に仕上げる。その爽快感は、一度体験すると病みつきになる方も多いほどです。

 

「悪いところを治す」のではなく、「良い状態をキープする」ために通う。この意識の転換が、10年後、20年後のご自身の歯の残存本数に直結します。

 

2. 具体的に何をするの?プロが行う4つのステップ

では、実際のクリーニングではどのようなことを行うのでしょうか。当院での標準的な流れを例に、専門用語を交えながら分かりやすく解説します。

 

ステップ1:スケーリング(歯石取り)

歯垢(プラーク)が石灰化して硬くなった「歯石」は、歯ブラシでは絶対に取れません。これを「スケーラー」という専用器具を使って除去します。超音波の振動と水流を利用して、歯を傷つけずに汚れだけを弾き飛ばします。

 

ステップ2:PMTC(専門機器によるクリーニング)

PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略です。

柔らかいゴム製のカップやブラシと、専用のペーストを使って、歯の表面を一本一本丁寧に磨き上げます。タバコのヤニや茶渋などの着色汚れ(ステイン)もきれいに落ち、本来の歯の白さと輝きを取り戻すことができます。

 

ステップ3:フッ素塗布(歯質強化)

クリーニング後の歯は、汚れが落ちて薬剤が浸透しやすい状態になっています。ここに高濃度のフッ素を塗布することで、歯の質を強くし、虫歯菌の酸に溶けにくい強い歯を作ります。

 

ステップ4:プロによるブラッシング指導

実はお口の汚れの大部分は、日々の歯磨きで落とさなければなりません。ご自身の歯並びや磨き癖に合わせた、正しいブラシの当て方や、フロス・歯間ブラシの使い方をアドバイスします。

 

3. 「痛い」のが怖い方へ。痛みへの配慮と原因

「昔、歯石を取るときにすごく痛かった」という経験をお持ちの方もいるかもしれません。

基本的に、健康な歯ぐきの状態であれば、クリーニングで強い痛みを感じることはほとんどありません。

 

痛みを感じる主な原因は、歯石が溜まりすぎて「歯肉炎」を起こしている場合や、歯石を取ったことで一時的に歯の根元が露出してしみる(知覚過敏)場合です。

つまり、久しぶりの受診で汚れが溜まっているほど、痛みを感じやすい傾向にあります。

 

当院では、痛みが苦手な方には超音波のパワーを調整したり、手用器具で優しく除去したりと、細心の注意を払って施術を行います。「痛いのは苦手」と、遠慮なく事前にお伝えください。

 

4. 歯磨きだけでは落とせない「バイオフィルム」の正体

「毎日しっかり磨いているから大丈夫」と思われている方こそ、知っていただきたいのが「バイオフィルム」の存在です。

 

これは、キッチンの排水溝のヌメリのような、細菌が作り出した強力な膜のことです。バイオフィルムは歯ブラシで擦った程度では完全に破壊できません。この膜の中で細菌が繁殖し、虫歯や歯周病を進行させてしまうのです。

 

このバイオフィルムを物理的に破壊し、除去できるのが、歯科医院で行うPMTCなどのプロフェッショナルケアです。ご自宅のケア(セルフケア)と、歯科医院でのケア(プロケア)。この両輪が揃って初めて、本当の意味での予防が可能になります。

 

5. 3ヶ月に一度のメンテナンスが未来を変える理由

歯周病菌は、クリーニングできれいに除去しても、約3ヶ月ほどで再び元の数まで増殖すると言われています。そのため、当院では3ヶ月〜半年に一度の定期検診を推奨しています。

 

美容院に髪を切りに行くような感覚で、定期的に歯科医院へ通う習慣をつけてみてください。

「口臭が気にならなくなった」「朝起きた時のネバつきがない」といった嬉しい変化を実感できるはずです。何より、将来ご自身の歯で美味しい食事を楽しめることこそ、最大のメリットと言えるでしょう。

 

6. まとめ

歯のクリーニングは、決して「怖い・痛い」ものではなく、お口も心もスッキリさせるポジティブな習慣です。

「今の自分の口の状態を知りたい」「まずは話だけ聞いてみたい」というきっかけでも構いません。

 

もし、草加エリアで予防歯科を始めたい、痛くないクリーニングを受けたいとお考えでしたら、ぜひ一度ラウレア歯科矯正歯科クリニック草加にご相談ください。

 

あなたの「歯を守りたい」という気持ちに、私たちスタッフ一同、全力でお応えします。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

草加市草加駅東口から徒歩5分の歯医者・歯科
ラウレア歯科矯正歯科クリニック草加
住所:〒340-0016 埼玉県草加市中央2-2-17-2
TEL:048-951-3210

 

監修者

ラウレア歯科クリニック 院長 伊藤 洋平

伊藤 洋平 | Yohei Ito

明海大学歯学部卒業後、大学病院での研修を経て、複数の医療法人歯科医院にて臨床経験を積む。2017年に「ラウレア歯科矯正歯科クリニック草加」を開院。地域に密着した“予防重視”の診療を軸に、幅広い世代の患者に寄り添う歯科医療を提供している。

【略歴】

【所属学会】

【資格】

【所属スタディグループ】

【出版・執筆歴】

  • ・平成28(2016)年:デンタルダイヤモンド1月号「他医院で行われたインプラント補綴のリカバリー症例」
  • ・GO会30周年記念誌「埋伏歯をMTMを用いて挺出させた1症例」

【学会発表】

  • 平成26(2014)年:顎咬合学会ポスター発表「セファロ分析 トレースを極める」
  • 平成27(2015)年:顎咬合学会ポスター発表「治療用義歯を用いた上下顎総義歯症例」
  • 平成30(2018)年:第8回ワールドデンタルショー出展セミナー「外傷した上顎前歯部に対しMTMを用いた一症例」

【参加講習会】

  • ・UCLA「インプラント時代におけるピュア・ペリオ」
  • SBC(サージカルベーシックコース)

その他多数

ラウレア歯科矯正歯科クリニック